2020年コロナ後の時代が始まりました。今までの常識が覆ってしまい、世界的な危機はこれから訪れる。心の支度を整えましょう。
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2020年コロナ後の時代が始まりました
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本日は2020年5月25日新型コロナウィルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が、約7週間ぶりに全面解除されました。
おそらく多くの方がそうだと思いますが、この2020年という年を迎えた時に、まさかこのようなことが起きるとは、このような世界が訪れるとは、夢にも思っていませんでした。
不要不急の外出の自粛を余儀なくされ、今までのような思い通りにいかない生活が続き、多くのストレスと不安にさいなまれる日々であったと思います。
しかし、「ニューノーマル」「新しい生活様式」という新たな生活モデルが求められるようになったように、コロナウィルス流行以前の世界に戻る事は不可能になりました。
「アフターコロナ」「ウィズコロナ」と言う言葉が出てきたように、我々人類はこのウィルスと共存して生活し、順応していく方法を取らざるをえなくなりました。
緊急事態宣言が解除になったとはいえ、さらに大きな危機がこれからやってくることが懸念されています。
世界的な危機はこれから訪れるか
緊急事態宣言が7週間にも及んだ結果、飲食業、観光業、旅行業、交通産業といった業界の企業がバタバタと倒産していき、失業者や生活困窮者が増加しています。
世界に比べれば日本はまだマシで、厳格なロックダウンが実行できなかったのにもかかわらず、欧米などの海外に比べれば死者数も格段に少なく、経済も大きく傾く事態にはなっていません。
アメリカの失業率はホワイトハウスの経済顧問の発表によれば今月中には23%に及ぶと発表がありました。2日前にはアルゼンチンが債務不履行に陥りました。
コロナウィルスによる経済的ダメージは想定不能で、世界恐慌による金融の崩壊、第三次世界大戦が起こるかもしれないと、多くの専門家が懸念しています。
ただでさえ日本は消費税増税により経済が落ち込み、中国での不動産バブルの可能性がささやかれ、東京オリンピック後の景気の落ち込みが予測されていた状況で、コロナが追い打ちをかける形となってしまいました。
我々は大変厳しい状況に置かれている事は間違いないといえます。
心の支度を整えましょう
世界恐慌による金融崩壊、第三次世界大戦が起こるとは最悪のシナリオを想定したことによるものと思われます。株価は今のところ大きく下がるような事はありませんし、世界各国の政府や中央銀行が対策をするでしょう。世界的な戦争は今のところ、メリットよりもリスクの方が大きいので起こる可能性はかなり低いと考えられます。
しかし最悪の状況を想定した上で心の準備はしておいたほうがいいと思います。
自動車のシートベルトや、バイクのヘルメットが実際に役に立つ事はそう多くはありませんが、これがないと安心して運転はできません。
シートベルトやヘルメットのように我々の心を守ってくれるのは精神的財産だと私は考えています。2020年コロナ後の世界を生きるには、心の在り方が大変重要になってきます。
文化発展と感染症の歴史
日本の歴史を振り返ってみますと、新しい文化が伝来し、生活が豊かになることと引き換えに、感染症の流行が起こり、多くの命が失われました。
縄文時代には稲作の伝来とともに結核が中国から伝わったと言う説があります。
仏教が伝来した飛鳥時代にも何らかの感染症が流行し多くの死者がでて、当時の日本の貴族の4割が死亡したと伝わっています。
7世紀後半には中央集権型の律令国家の政策により、全国的な交通網が整備されましたが、その結果、疫病が拡散しやすい社会となり、病原体が持ち込まれると、国内で一気に広まるようになりました。
幕末には開国を迫ったペリーの一行によってコレラが日本に持ち込まれ、幕末から明治にかけて日本に流行し、江戸の死者数は300,000人にも上ったといいます。
このように日本の歴史を紐解いてみると、新しい文化や、便利な物を手に入れることと引き換えに、感染症と戦ってきたことがわかります。なにも今に始まったことではありません。
今やわれわれはパソコンのワンクリック、スマホのワンタッチで地球の裏側からでも買い物ができるようになり、世界中を旅行して行き来できるようになりました。必要なサービスやテクノロジーが誰でも、いつでも供給できるシステムが世界に構築されました。
今回のコロナウィルスの世界的流行を可能とした背景が今の世界のあり方にあります。
精神的財産を蓄えて難局を乗り越えていきましょう
では、このような感染症と我々日本人がどのように対策をしてきたのでしょうか?
コレラが流行するまで、日本は医学的な感染症対策はなく、まじないや加持祈禱(かじきとう)に頼っていました。疫病除けのお札を貼ったり、病気を追い払おうと太鼓や鐘を打ち鳴らしたりするしかありませんでした。
節分の「鬼は外」の鬼とは、「疫病神」のことで、「感染症は国外に出ていけ」との意味だったといいます。
奈良の大仏が作られた理由は、当時、疫病の流行や飢饉や飢餓、地震といった国家に降りかかる災厄を、仏法の威霊によって鎮めることを祈った国家プロジェクトによるものでした。
つまり、新しい優れた技術やモノ、文化が入り感染症が流行するたびに我々の社会はアップデートされ、豊かな精神文化が築かれていったといえます。
近代以降は医学的な感染症対策が行われるようになりましたが、今回のコロナ流行で「アマビエ」という疫病よけの妖怪がブームになるなど、我々は医学にのみ頼っているわけではありません。
我々が感染症を恐れる心を守ってくれるのは、神仏や、おまじないなどの、儀式や儀礼による精神文化ではないかと思います。
これらは一言でいうと、心の領域である祈りを形に表したものです。
今回の日本政府のコロナ対策は国内外から非難の対象とされてきましたが、日本の感染死亡率が突出して低いことから、今では世界から賞賛と再評価を得ています。
ジャパンミラクルと呼び声も上がるこの現象は、奇妙で不可解とも捉えられ、その原因はハッキリしていません。
神社の神主をしている私の立場から言える事は、日本神話でイザナギノミコトが禊(ミソギ)をした頃より、我々日本人は清浄を重んじる文化が続いてきました。
今でも神社では、必ずお参りする前に、手水といって手を洗い口をすすぎます。我々神主がお祭りを行う前には必ず、潔斎といって水をかぶり身を清めます。
このような文化が伝承されてきたように、我々日本人はしょっちゅう手を洗いますし、ほとんどの人がほぼ毎日入浴をします。土足の文化がないので家の中は清浄に保たれます。
日本が公衆衛生が高い水準にあるのは、我々日本人が築き上げてきた文化によるものと思われます。
今回のコロナの一件で、日本は神々によって守られていると私は感じています。
これから人類最大の危機が訪れるかもしれません。でも実は大したことがないのかもしれません。どちらにせよ、何かと不安事の多いこの時代に、少しでも世の中にプラスに働く精神的財産を発見し、満たしていくことができればと考えています。
この取り組みが、取り越し苦労となることを祈りつつ、これからブログ記事を書いていきますので、多くの人に共有されるよう、閲覧、シェア、拡散いただければ幸いです。
歴史は繰り返します。感染症の流行の後には、平和で豊かで新しい世の中が必ず訪れてきました。これから輝ける未来に向かって、共に歩みましょう。
最後までこの記事を読んでいただき、ありがとうございました。
参考記事
https://www.google.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASM216F9GM21ULZU014.html
https://books.j-cast.com/2020/03/24011184.html
https://books.j-cast.com/2020/03/16011089.html
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00854/
https://www.sankei.com/smp/column/news/200525/clm2005250003-s1.html
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/423940/